古本
ふるほん・ふるぼん
/// Cyclopaedia Shobunsiana ///
晶文社の本で古本や古書に関するものは、植草甚一さんのものを含め、数多く出版されてきた。
古書ともいう。
- 植草甚一さんについては別に項目を立てて書いてみたいが、少しだけ書かないわけにはいかないだろう。
- 現在の晶文社は神保町にある。無粋にも申すまでもなく、ここは古書の聖地である。
- 植草さんは古本を、フルホン(furuhon)ではなくフルボン(furubon)と呼んだらしい。
- フルボンだと、ほこりの気配まで感じるような(気がするだけかなあ)。
- 植草さんの旧蔵書は、かつて植草さんが購入なさったものなどが、植草さんの没後散逸し、でも再び植草さんがその古本を購入なさった店にひょいと戻ってきたりもするらしい。
- そういうディラックの海みたいな不思議な虚数空間。それがフルボンの宇宙なのではないだろうか。
- 広大無辺の虚数空間だけれど、関わるのは人の思い、人の願い、それに売り上げという、バリバリの実数世界だ。
- 植草さんの旧蔵書は、植草さん旧蔵書として古書に出回るものに描かれているなんちゃってコクトー風の自画像?だけでなく、それが描かれる以前の、太っておられたときの自画像らしきものや、新聞記事雑誌記事の張り込みだけのものなど、多種多様で面白い。
- 晶文社の古書フルボンに関する本も、多種多様で面白い(と思う)。
- 植草甚一『ワンダー植草・甚一ランド』1971
- 植草甚一『知らない本や本屋を捜したり読んだり:ワンダー植草・甚一ランド第2集アメリカ篇』1974
- 植草甚一『植草甚一読本』1975
- 植草甚一『ぼくの読書法』(植草甚一SB6)1976--->2004に完全復刻
- 植草甚一『ぼくのニューヨーク地図ができるまで』1977
- 植草甚一『コーヒー一杯のジャズ』(植草甚一SB23)1978--->2004に完全復刻
- W.H.オーデン/著・中桐雅夫/訳『オーデン:わが読書』1978
- ウィリアム・フィーヴァー/著:青木由紀子/訳『こんな絵本があった:子どもの本のさし絵の歴史』1978
- 植草甚一『探偵小説のたのしみ』1979(植草甚一SB31)1978--->2005に完全復刻
- 植草甚一『ぼくのニューヨーク案内』1979(植草甚一SB31)1978--->2005に完全復刻
- 植草甚一『植草甚一日記』1980(植草甚一SB39)1980--->2005に完全復刻
- 早川義夫『ぼくは本屋のおやじさん』(シリーズ:就職しないで生きるには)1982
- 篠田一士『読書三昧』(犀の本)1983
- 片岡義男『片岡義男「本読み」術・私生活の充実』(シリーズ「日常術」)1987
- 赤木かん子『赤木かん子「book」術:子供の本がいちばん!』(シリーズ「日常術」)1987
- 宮下志朗『本の都市リヨン』1989
- ウィリアム・モリス/著・川端康雄/訳『理想の書物』1992
- ピート・スフリューデルス/著・渡辺洋一/訳『ペーパーバック大全:USA 1939-1959』1992
- 津野海太郎『本とコンピューター』1993
- 赤木かん子・金原瑞人・佐藤凉子・半田雄二/編『YA読書案内』1993
- 森まゆみ『読書休日』1994
- 『植草甚一の読書誌』(シリーズ植草甚一倶楽部)1994
- 『植草甚一の収集誌』(シリーズ植草甚一倶楽部)1994
- 白石公子『読書でござる』1996
- 津野海太郎『本はどのように消えてゆくのか』1996
- アラン.G.トマス/著・小野悦子/訳『美しい書物の話』1997
- W.サロイヤン/著・小島信夫/訳『人間喜劇』(ベスト版)1997
- 高橋徹『古本屋月の輪書林』1998
- 津野海太郎/編『徹底活用「オンライン書店」の誘惑』1998
- 津野海太郎・二木麻里/編『徹底活用「オンライン読書」の挑戦』2000
- 川本三郎『小説、時にはそのほかの本も』2001
- 藤森照信『建築探偵、本を伐る』2001
- 片岡義男『半分は表紙が目的だった:100冊のペーパーバックスにアメリカを読む』2000
- 山口昌男『内田魯庵山脈 : <失われた日本人>発掘』2001
- 内堀弘『石神井書林日録』2001
- 津野海太郎『読書欲・編集欲』2001
- 田村治芳『彷書月刊編集長』2002
- 宮下志朗『書物史のために』2002
- 坂崎重盛『東京本遊覧記』2002
- 東京都古書籍商業協同組合/編『古本カタログ』2003
- 濱田研吾『徳川夢声と出会った』2003
- 野崎正幸『駈け出しネット古書店日記』2004
- アンドレーア・ケルバーケル/著・望月紀子/訳『小さな本の数奇な運命』(シリーズ愛書・探書・蔵書)2004
- ジョン・バクスター/著・笙玲子/訳『ある愛書狂の告白』(シリーズ愛書・探書・蔵書)2004
- オリヴィエーロ・ディリベルト/著・望月紀子/訳『悪魔に魅入られた本の城』(シリーズ愛書・探書・蔵書)2004
- 山崎まどか『ブック・イン・ピンク:おしゃれ古本ガイド』2004
- 紀田順一郎『私の神保町』2004
- 高橋徹『月の輪書林それから』2005
- ポール・コリンズ/著・中尾真理/訳『古書の聖地』(シリーズ愛書・探書・蔵書)2005
- 紀田順一郎/編『書物愛:海外篇』2005
- 紀田順一郎/編『書物愛:日本篇』2005
- 荻原魚雷『古本暮らし』2007
- 狩野俊『高円寺古本酒場ものがたり』2008
- 坂崎重盛『東京読書:少々造園的心情による』2008
- 岡崎武志『雑談王:岡崎武志バラエティ・ブック』2008
- 都築響一『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』2008
- 『植草甚一ぼくたちの大好きなおじさん:J・J.100th anniversary book』2008
- 浅生ハルミン『猫座の女の生活と意見』2009
- 内堀弘『古本の時間』2013
- 森岡督行『荒野の古本屋』2014
初稿:平成25年8月26日 (月曜日) 午後2時9分26秒
改稿:平成26年7月18日(金曜日)午後4時9分22秒
関連項目
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